名前と印章の思い出
2009年 07月 02日
シカゴに住む知り合いの老夫婦へのお土産にと印章を作ってもらった。ボーエンさんというお名前なので、「望遠」という字を彫ってもらった。「望遠というのは、遥か遠くを望むという意味ですよ」と説明すると、自分の名前の意味を初めて知ったかのように、不思議そうに鮮やかな朱色の線の連なりを眺めておられた。帰国後いただいた、ボーエンさんの手紙には、「望遠」の印章がいたる所に無邪気に押してあった。なんだか嬉しくなった。
by art-hans
| 2009-07-02 10:31
| 名前の玉手箱