名前と印章の思い出
2009年 07月 09日
歯医者さんに治療に行った時のことです。助手の女の人が近づいてきて私に言いました。「あなたのお父さんの作ってくれたはんこ本当に字がきれいね」って。小さなときから身の回りに当たり前にあったはんこ。あまり気にもとめたことなかったし、はんこなんてどれも一緒だとおもってました。家に帰って父の作ったはんこを見てみました。ちゃんとそれぞれ違う顔をしているんです。父に聞いてみると「ちゃんと注文してくれたひとの顔をみて彫りよる」と言っていました。父の作るはんこには心が刻まれています。お客さんのところで大切にされているといいなって思います。
by art-hans
| 2009-07-09 10:35
| 名前の玉手箱