四代目・印鑑・はんこ彫り職人


by art-hans
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名前と印章の思い出

満員バスの中に立っている動けない私の耳に老人の多弁が襲いかかる。

「わしゃ一生に二度どん底から立ち上がった。わしゃついたらいかんもんに

ハンコをついてな、なんもかんものうした。それからまた立ち上がって二度目

は大阪空襲でまたすってんてんや。ところがまた再起した。間谷の高級住宅

に住んどんよ。あんたもハンコつくときゃ気いつけよ」余程商才に恵まれて

いそうな老人だった。
by art-hans | 2009-07-14 16:02 | 名前の玉手箱