名前と印章の思い出 ヨリ(作品募集ヨリ)
2010年 01月 22日
昭和三十九年東京オリンピックの年、、失明を宣告された私は十二歳。
今は亡き祖父が座敷で「これなら一生使えるからな」と「一美」と彫った
丸くて小さい軽いはんこを渡してくれた。
あれから三十五年、あのはんこは実印となり、孫の行く末を案じる
祖父の愛情とでずっしり重くなった。一緒にもらった十万円の定額貯金は、何と
九十万円を超えた。
おじいちゃん、ほんとうにありがとう。 Y野さんヨリ
今は亡き祖父が座敷で「これなら一生使えるからな」と「一美」と彫った
丸くて小さい軽いはんこを渡してくれた。
あれから三十五年、あのはんこは実印となり、孫の行く末を案じる
祖父の愛情とでずっしり重くなった。一緒にもらった十万円の定額貯金は、何と
九十万円を超えた。
おじいちゃん、ほんとうにありがとう。 Y野さんヨリ
by art-hans
| 2010-01-22 09:53
| 名前の玉手箱