四代目・印鑑・はんこ彫り職人


by art-hans
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           彼女の印章は「ジェーン

私が銀行の窓口を担当していた頃、印章(印鑑・はんこ)の大切さは認識していましたが、

慣れもあって特別何も感じることのない毎日でした。そんなある日、一人の

外国人が持参された印章がとても可愛らしく、思わず目を合わせて微笑んで

しまいました。それはきっと特注で、カタカナで「ジェーン」と彫ってありました。

日本へ来てからお作りになったと思いますが、その印章ひとつに日本で生活

していこうという思いが感じられました。「これからもがんばってね、ジェーンさん」、

私は心の中でそう彼女に伝えました。058.gif
by art-hans | 2010-04-06 10:01 | 名前の玉手箱
 今夜は篆刻の勉強会がある。本年度のテーマである。封泥印の印稿を昨夜書いた。


封泥のルーツはシルクロードの西の地古代オリエントにあった。紀元前5000年

紀のメソポタミア北部の遺跡から、スタンプ印章の捺印痕がのこる粘土塊が

多数発見された。また紀元前3000年紀にシュメール人が用いた土製球と粘土塊がある。

人類最古の文字である楔形文字を発明したシュメール人は、交易において貨物の内容を

証明する土製球を用い、それに円筒印章を捺印し、また貨物を縛った縄の結び目にも

粘土塊を付して円筒印章を捺印した。彼らはその土製急に一種の絵文字を刻みつけたが

、印章に用いた文字は次第に象形文字、楔形文字へと変遷し、また土製球は長方形の

粘土板へと変化した。

このように印章は封泥とともに、オリエント、シルクロードを通り中国に伝わり、中国では

古代漢字と接触し、中国独自の形式である文字中心で法制と結びついた印章へと変化した。

中国においても容器の封印と、木簡・竹簡等の公文書封印が印章と封泥の役目である。
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by art-hans | 2010-03-04 09:31 | 篆刻